いま読んでいる本の紹介です。
株式会社 rn press
から発行されている”USO”シリーズです。
第4部を買いました。
この本を手に取ったのは表紙の写真と、タイトルから惹かれるものがあったからです。
エッセイ、小説、漫画、写真で構成されていて文字を見すぎると疲れてしまう私にとって漫画が間に入っているととっても見やすく、入り込めます。
エッセイ
今日 マチ子
旦 悠輔
年吉聡太
西島大介
早坂大輔
八代真也
若林 恵
小説
佐久間祐美子
辻山良雄
野口理恵
漫画
石山さやか
大横山飴
岡藤真依
写真、エッセイ
少年アヤ
その人がついた”嘘”についてのさまざまなストーリーが描かれています。
あるある、と私もうなずいてしまうような一面もあり、誰かのためを思ってついた切ない嘘、嘘?真実?なにが本当か分からなくなってしまうようなストーリーも。
この本を読んで、自分はどんな嘘をついてきたかな、と振り返ってみたくなりました。
といってもすぐに思い出せるほど嘘はすぐ身近でした。
子供が機嫌を悪くしているときに、”後でお菓子あげるから”と言ってなだめておいて、後でお菓子をあげない。
”明日は公園に行こうね”と言って次の日、私の都合が悪くなって公園に行けない。
小さなことでも思い出すとどんどんでてきます。
いつまでもこども扱いしててはだめだな、と思いながらもやっぱり自分の子供はいつまでも子供なのかな、と。
ひとりの”人間”として尊重してあげないと、と思う最近です。
気持ちの問題で言えば、その時言われた言葉を信じる、でも一か月後、はたまた一年後のその人の気持ちがずっと同じとは限らない。
それは言われた側からしたら”嘘”と捉えられるかもしれない。
でもそれは”嘘”というには甚だしいのかもしれない。
時間がそれを”嘘”にした、と言ったほうがしっくりくる。
さまざまな人の”嘘”と”真実”を覗き見している感覚で、ちょっと背徳感。ちょっと非日常的。
そんな、のめり込んでしまう一冊でした。
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